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記事再掲載:電磁波と人間の細胞、臓器などの共鳴


ニック・ベキーチ博士が著者の「電子洗脳」という書籍がある[1]。
 
この書籍では、特殊な電子機器、特にレーダーを応用した電子機器から
人間に指向性電磁波を照射して、
マインド・コントロールが可能である旨を記載している。
 
第2章から第5章の末尾には、多数の技術文献が引用されており、
荒唐無稽と一蹴されかねないマインド・コントロールに関する技術的主張が、
多数の技術文献により裏付けられており、
実は真実であることが判明するように記述されている。
更に、これらの引用文献には米国防総省が情報公開した文献が
多数、含まれており、マインドコントロールが、軍事技術であり、
武器、兵器の開発と同様に開発されたことが伝わってくる。
 
そもそも人体に電磁波を照射したとき、健康被害を与える可能性があることは、
明らかなので、このような研究は電波兵器の開発のような軍事利用がメインとなる。
 
一方、電磁波が人間に作用するメカニズムに関しては、
「人類の未来を左右する電子技術」という第1章に概説されている。
 
第1章には、技術文献がほとんど引用されていないだけでなく、
技術内容、科学的な知見に疑義がある記述が散見される。
通常、読者は、第1章から読み進んでいくので、
第1章に技術的、科学的な間違いがあると、
第2章以降の内容についても疑いながら読み進めることになる。
 
第1章が省略されている方が、この書籍の信憑性が遥かに高まる。
 
共鳴
 
例えば、日本語訳、21~22ページには、「共鳴が物理学と化学の橋渡しをする」
というタイトルの下、電磁波を人体に照射するという物理学と、人体内部の化学反応との関係について記述されている。
 
21ページから22ページに欠けて記載されている内容は、正しい記述もあるのだが、
科学的に信憑性が疑わしい記述もある。
 
「細胞内で起こるすべての化学反応は、電磁振動、つまり、原子や原子を構成している物質の振動周波数によって決定される」という記述は、不正確であり、
化学反応、生化学反応の専門家は、現代の科学水準では間違っていると
判断されかねない。
 
細胞内の化学反応は、生化学反応とも言うが、酵素反応であることも多い。
 
化学反応は、物質Aと物質Bが反応して、物質Cが生成するということである。
 
細胞内では、通常、この化学反応に酵素が関与しており、
 
36℃~37℃という温度で化学反応が進行する。
 
 
このような生化学反応は、電磁振動で決定されるものではない。
 
 
 
電磁波の共鳴を強調した場合、人体に照射される電磁波の波長と、
 
細胞のサイズが合わず、共鳴しないことが判明する。
 
 
 
マイクロ波聴覚効果は、200メガヘルツから6.5ギガヘルツの範囲の周波数の
 
電波をパルスとして人間の頭部に発射したときに生じる。
 
 
200メガヘルツの周波数は、1.5メートルの波長に対応する。
 
6.5ギガヘルツの周波数は、4.6cmの波長に対応する。
 
 
 
電波と共鳴するアンテナ(棒状又は針金状)は、
 
波長の1/2、又は、波長の1/4の長さに設定します。
 
 
波長の1/2のときには、アンテナは75cmから2.3cmのサイズになります。
 
波長の1/4のときには、アンテナは、37.5cmから、1.15cmのサイズになります。
 
 
一方、人間の細胞は、1マイクロメートル(1mmの1000分の1)から
 
100マイクロメートル(1mmの10分の1)なので、
 
マイクロ波聴覚効果は細胞の共鳴と関係がないことが分かります。
 
 
また、細胞の内部の化学反応は、細胞より遥かに小さい分子が
単位となっているので、「細胞内で起こるすべての化学反応は、電磁振動、つまり、原子や原子を構成している物質の振動周波数によって決定される」という
記述は間違いでしょう。
 
電子洗脳の日本語訳、23ページには、「人体細胞は適合する電磁信号をキャッチするチューナー」というタイトルの下で、細胞の内外に存在する有機液晶分子が、
人体に照射された電磁波と共鳴する趣旨の記載がある。
 
人体細胞が、電磁波を受信するチューナーとして作用しているという主張は疑わしい。
 
興味深いことに、細胞が電磁波を受信するチューナーとして作用するという主張、
有機液晶分子の関与に関する主張は、技術文献が引用されていない。
 
この主張は間違っているでしょうね。
 
なぜ、このような間違いをしたか推測はできます。
 
薄型テレビの一種は液晶テレビであり、液晶が表示素子に使われている。
液晶がカラーテレビの鮮やかな色彩の源になっている。
 
液晶にも様々な種類があるのだが、液晶の一種は、コレステリック液晶という。
 
一方、コレステリック液晶のコレステリックとは、コレステロールの形容詞でもある。
 
血液検査で、LDL、HDLという項目があるが、何れもコレステロールの値である。
コレステロールの値が高い、低いなどというコレステロールであり、
人間の体内には、血液のみならず、コレステロールは身体の様々な臓器に含まれている。
 
きっと、ニック・ベキーチ博士は、液晶テレビに使われるコレステリック液晶と人体内部のコレステロールを混同したのでしょう。
 
臓器と共鳴
 
これに対して、細胞でなく、人体の臓器が電波と共鳴するという主張は正しい。
 
人体の臓器が電波と共鳴する性質を利用したとき、頭、眼、乳房、睾丸などの球形に近い特定の臓器を指向性電磁波で選択的に加熱して、その臓器をヤケドさせることなく、その臓器を病気にさせることが可能となります。
 
例えば、睾丸に腫瘍ができる人がいますが、
睾丸を狙って、指向性電磁波で加熱した結果の可能性があります。
 
また、マイクロ波聴覚効果を利用した通信システムについてストックリン米国特許4858612号が成立しています。ストックリン米国特許では、人間の頭骨と共鳴する電波の周波数及び波長が選定されることが、図8~11で示されています。
 
人間の頭骨は球形ではないのですが、頭骨の形状に対応して、
電波の波長を選定する旨が図8~図11に記載されています。
マイクロ波聴覚効果は、人間の頭骨をアンテナにしても可能になります。
 
ちなみに、ストックリン米国特許は、マイクロ波聴覚効果を利用した通信システムにおいて、マイクに入力した人間の音声が人間の頭部で歪なく忠実に再現されるしくみ、即ち、フィルターバンクに重点があります。
 
 
脚注
 
[1] 著者:ニック・ベキーチ博士
訳者:内田智穂子
書名:「電子洗脳」
副題:「あなたの脳も攻撃されている」
出版社:成甲書房
初版:2011年7月
 
 
 
[2] ストックリン米国特許については下記の記事を参照ください。

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